全方位外交〜バイセクシャルな大人のリアル

表の顔タカシ、自分の将来像を投影したカズマ、10歳から使う偽名のトシカズ、性欲重視の裏顔コースケ、夜の蝶に憧れて性差を超えたカオリ。おそらく全ての欲求が強すぎるのであろう、それらを満たす為に複数の人格を使い分けるように生きてきた私は、全人格の感覚値で好奇心を抱く人に会ってしまった。

大塚くん#1

大塚くんは、個人でウリセンしているマッチョ。見た目もプレイスタイルも俺のタイプで、8歳年上でカワイイ扱いもしてくれた。ネットの投稿サイトの批評文と比較の中においては、俺は優遇されている様子だったし、ネチっこいセックスが気持ちよすぎた。

噂によると生フェラNGらしいが俺にはOK、噂によるとキスしないらしいが俺とはディープキス、完全ゴムつけるらしいが、俺には「ちょっとだけ生で入れさせて」。そういう低レベルな相対論の優位性であっても、当時は嬉しかったし、それが快楽につながっていた。

ある時、「ねーねー、大塚くんのお掃除フェラしたい」って甘えて言ったら、それは拒否された。「病気あるから?それとも精子の味を覚えてもっと好きになったら困るから?」って聞いたら、「どっちにしてもコースケに負担になるでしょ?」と言ってディープキス。我に帰り、洒落た回答だなと感心するw