全方位外交〜バイセクシャルな大人のリアル

表の顔タカシ、自分の将来像を投影したカズマ、10歳から使う偽名のトシカズ、性欲重視の裏顔コースケ、夜の蝶に憧れて性差を超えたカオリ。おそらく全ての欲求が強すぎるのであろう、それらを満たす為に複数の人格を使い分けるように生きてきた私は、全人格の感覚値で好奇心を抱く人に会ってしまった。

浜田山くん#4

浜田山くんは毎週月曜日にメールをくれる。内容は、「今日、来れるか?」だけ。あんないい漢、どこのゲイも放っておかないだろうから、ほかに用事があっても無理して会いに行っていた。きっと、行けないと言えば、ほかの相手に同じメールを送るだけなんだと思って、それを阻止しいたいという独占欲だけ。

用事をキャンセルし、大学から家に帰ってシャワ浣し、着替えて浜田山くん家までだいたい2時間くらい。その間にほかの人に気が行かないか、不安で仕方なかった。肉欲が冷めない前に早く犯されなきゃって。俺、恋愛におぼれて生活を破滅させるタイプなんだと自覚した。。。

大学3年生の秋から月曜日は予定を空けるようになった。呼ばれたらすぐ行けるように、近くの繁華街で時間を潰す癖もついた。「今日は20分で来たよ!」とか宅配ピザみたいなセリフを言って、海外モノのAV以上に激しいセックスする。ただのデリヘル( ͡° ͜ʖ ͡°)