8時にセックス開始で!
水橋くんは、突然電話して来てそう言った。俺は羽田空港でシャワーを浴びていた。
性欲がない、でもタックンのことは尊敬してる、セックスしたくない、タックンがしたいならお金ちょうだい!って言う。どうせ金でしょ?っと思いながら、それでもいいやって続けて来た関係。
タックンがセックス嫌いになるようにもっと金額上げてくよ!という意味不明な論理で一回10万、20万と払っていった。「他の男とやったらダメ。俺にバインディング。裏切ったらダメだよ」と安いキャバ嬢みたいなこと言って。でもそれでもいいや、騙されてもいいや、って思ってた。
一途に水橋君とだけやり続け、デカマラから抜け出せない体質に。お金も払い過ぎてそろそろ潮時かと思った頃、突然、「もうお金払わなくていいよ、失いたくない」と言われる。
「今日はキミを癒しに来たから」「待たせたね」
それ以降、デカマラしか感じない俺の治療のために、「いやだけどセックスしてあげる」という関係が続いた。潮吹きとトコロテン繰り返し、どんどん深みにはまっていった。