浜田山と八王子#3
アマチュアボクサーが現役大学ラクロス部主将を怪我させたことはだいぶまずい。二人とも口は硬そうで背景は秘密を守れそうとは言え。夫々に俺が泣きながら謝罪、どうしていいか分からず、二人とも俺のマンションに泊まってもらうことにした。
「ひどいです。突然来たのは悪いけど、コースケさんがこんな人だったなんて。そうじゃない、タカシさんて言うんですよね?なんで僕がこんな目に合うんですか?」そう、その通り。カオリが虚構なのは合意済みとは言え、純粋な学生の爽やかな欲につけ込んで「癒し系お姉さん」として騙してたのは事実。。
「あいつともやってんだな」浜田山くんはそれしか言わない。ごめん、あいつどころかもっといっぱいいるヤリマンなのとは言わず無言を貫いたが、そういう自分にもとにかく悔しかった。ごめんなさいしか言えなかった。生セックスの啓蒙して洗脳し続けたから、完全な裏切りがバレたことになる。。。。
俺は、どうにか八王子くんの人生に影響のないようにことを静め、浜田山くんとは今後も関係を続けられるような結論をずっと考え続けていたが、何時になっても思いつかなかった。八王子くんは明日になったら学校行くだろうし、学校から親御さんに説明入るだろうし。。。浜田山くんは俺を軽蔑するだろうし。
自己中過ぎる俺が招いたことは理解した上で、どうしていいか整理がつかず、深夜2時頃、俺は二人を残してマンションから走って逃げた。千駄ヶ谷まで走って、何故かタクシーに乗って「肉のハナマサ」とキレながら言った(意味不明)。タクシー降りたら富ヶ谷の交差点で、ふらふら歩いていた模様、、、